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台湾留学101センター
出願・手続き

台湾の大学に編入はできる?条件は3つ、入るのは2年生から|入学後の転学も

日本の大学から台湾の大学に編入できるかを、大学の要項で確認した内容で答えます。受け入れる大学は少なく、入るのは2年生からです。条件は2学期の修了・書類の認証・語学の3つです。台湾の大学に入ってから別の大学へ移る道は2つで、新入生として出し直すか、2学期を修了して転学するかです。

新良 理輝約6分
この記事の要点
  • できます。ただし日本の大学からの編入を受け入れる台湾の大学は少なく、入るのは2年生からです(2026年時点で弊社が確認できたのは台湾大学・宜蘭大学・銘傳大学の3校)
  • 条件は3つです。2学期の修了、在学証明と成績証明の認証、語学(中国語で授業をする学科は TOCFL A2〜B2、英語で授業をする学科は英語 B1〜B2)
  • 台湾の大学に入ってから別の大学へ移る道は2つです。新入生として1年生から出し直すか(出し直せるのは1度だけ)、2学期を修了してから転学で2年生に入るかです
  • 単位は全部引き継げるとは限りません。今の専攻と近い学科でないと卒業が遅れます
  • 迷ったら、志望学科が今の専攻と近いか、2学期分の成績がいつ出るか、語学の証明があるか、を紙に書いてください
台湾の大学に編入はできる?条件は3つ、入るのは2年生から|入学後の転学も(記事サムネイル)|台湾留学101センター

「日本の大学に入ったんですが、台湾に行きたくなりました。1年生からやり直しですか」。「台湾の大学に入ったんですが、この大学じゃなかった。移れますか」。面談で、どちらも聞かれます。

僕は台湾留学のエージェントで、売る側の人間です。1,000件以上の進路相談を受けて、年間100名以上を台湾に送り出しています。僕自身、1年目に取れた単位は8単位でした(卒業には128単位が要ります)。正直、絶望しました。

細かい条件は大学ごとに違い、毎年変わります。「大体こういう仕組みだ」をつかんでいれば十分です。

日本の大学から台湾の大学に移れます。ただし受け入れる大学は少なく、入るのは2年生からです

日本で「編入」と呼ぶ手続きを、台湾では「転学」と呼びます。日本の大学の在学生を受け入れると2026年の要項に書いていたのは、僕が確認できた範囲で台湾大学・宜蘭大学・銘傳大学の3校です。ほかの多くの大学は、台湾の他大学に在学中の外国人学生しか受け付けていません。

何年生に入れるかは大学が単位を審査して決めます。台湾大学は、日本で何年生まで進んでいても2年生として入ります。4学期を修了していれば、3年生に入れる大学もあります。

条件は3つです。2学期修了、書類の認証、語学

日本の大学から台湾の大学へ移る3つの条件(台湾留学101センター)=入るのは2年生から・4学期を修了していれば3年生に入れる大学もある。①2学期を修了していること(日本の前期・後期で1年分。出願時に必要か、入学時までに修了すればよいかは大学で違い、台湾大学は入学時まで)②在学証明と成績証明の認証(日本の大学が英文で発行し台北駐日経済文化代表処で認証する。ほかは学習計画書・推薦状など新入生とほぼ同じ書類で、シラバスを求める大学もある)③語学の証明(中国語で授業をする学科はTOCFL A2〜B2、英語で授業をする学科は英語B1〜B2=英検2級〜準1級程度。国立ほど高い)。日本の大学の在学生を受け入れると要項に書いていたのは、101センターが2026年に確認できた範囲で台湾大学・宜蘭大学・銘傳大学の3校(図解)
日本の大学から台湾の大学へ移る3つの条件

条件1: 2学期を修了していること。 日本の前期・後期で1年分です。出願時に修了が要るか、入学時までに修了すればよいかは大学で違います。台湾大学は入学時までなので、1年生の終わりに出願して9月に移れます。

条件2: 在学証明と成績証明の認証。 書類は新入生とほぼ同じ(学習計画書、推薦状、財力証明。学科で追加あり)で、そこに日本の大学が英文で発行する在学証明書と成績証明書が加わります。どちらも台北駐日経済文化代表処で認証します。単位の審査用に、授業のシラバスを求める大学もあります。発行と認証に日数がかかるので、早めに頼んでください。

条件3: 語学。 中国語で授業をする学科では TOCFL A2〜B2、英語で授業をする学科では英語 B1〜B2(B1は英検2級・TOEIC 550程度、B2は英検準1級程度)が求められます。国立ほど高く、学科によっても違います。A2からの取り方はTOCFL完全ガイドにまとめています。

もう1つ。 外国人学生として台湾の大学に出願できるのは、原則として1回です。例外として、台湾の国籍を持ったことがない人は、医学・歯学・中医学以外の学士課程にもう1回出願できます。日本の大学から転学で入れば、最初の1回はそこで使います。学科選びは、新入生のとき以上に慎重にやってください。

台湾の大学に入ってから別の大学へ移る道は2つです。新入生として出し直すか、2学期を修了して転学するか

台湾の大学に入ってから別の大学へ移る2つの道(台湾留学101センター)=転学には2学期の修了が要る。9月に入学すると第1学期は9月〜1月、第2学期は2月〜6月で、2学期を修了するのは翌年の6月ごろ。転学の出願は春〜初夏が多く在学中に出せる。道1・いつでもは新入生として1年生から出し直す=台湾の国籍を持ったことがない人は医学・歯学・中医学以外の学士課程に1度だけ出願し直せる・退学してからでないと受け付けない大学もある・受付は新入生の募集と同じ時期。道2・2学期修了の後は転学で別の大学の2年生へ=今の大学に在学したまま出願できる(入学時までに修了すればよい大学もある)・単位は移籍先の学科が審査する(全部通るとは限らない)・4学期を修了していれば3年生に入れる大学もある。2学期の修了前に辞めると転学は使えず、成績で退学処分を受けると出し直すこともできなくなる(図解)
台湾の大学に入ってから別の大学へ移る2つの道(転学には2学期の修了が要る)

「この大学じゃなかった」と思うのは、ほとんどが1年目です。

道1は、新入生として出し直すことです。 台湾の国籍を持ったことがない人は、医学・歯学・中医学以外の学士課程にもう1回出願できます(2025年9月にできた決まりです)。ただ、大学の受け付け方はまだ揃っておらず、今の大学を退学してからでないと受け付けない大学もあります。出す前に志望校に確認してください。入り直すのは1年生からです。

道2は、転学で2年生に移ることです。 4学期を修了していれば、3年生に入れる大学もあります。転学を受け入れる大学は日本からの編入より多く、宜蘭大学のように転学専用の募集要項を出す大学もあります。出願は、今の大学に在学したままできます。9月入学なら受付は春から初夏が多く、入学時までに2学期を修了していればよい大学もあるので、2学期目の途中でも志望校の受付日程を確認してください。

転学には2学期の修了が要ります。修了する前に辞めてしまえば、残るのは出し直しだけです。ここが一番重要です。

法令で転学が禁止されるのは、素行不良か刑事事件で退学になった場合だけで、成績は入っていません。ただし成績証明書は審査され、成績で退学になった人を受け付けない大学もあります。成績で退学処分を受けると、外国人学生として出し直すこともできなくなります。成績で追い込まれている人ほど、処分が出る前に自分で動いてください。

単位は全部引き継げるとは限りません。志望学科が今の専攻と近いかで、卒業の遅れが決まります

前の大学で取った単位は、移籍先の学科が科目ごとに審査します。落とした科目は認められません。通った科目でも、学科が違えば「うちの必修に当たらない」として認められないことがあります。認定の上限を公開する大学もありますが、何単位通るかは審査の後に決まります。

だから志望学科は、今の専攻と近い学科から選んでください。文学部から工学部へ移れば、通る単位はわずかです。それでも移る価値があるなら移ればいい。ただ、知らずに移って「卒業が1年遅れる」と後から知るのは、もったいない。

日本の大学で1年過ごした人には、学科の中身と大学の授業のやり方をもう知っているという、新入生にない材料があります。学科選びの精度は、高校生のときより上げられます。

うちでは転学や出し直しのサポートを追加料金なしでやっています。何単位が認められそうかも、僕たちが大学に確認します。

移ると決めたら、3つの確認を紙に書いてください

確認1: 志望学科は、今の専攻と近いですか。 学科名でなく必修科目で見ます。移籍先の卒業要件と、今取っている科目を並べてください。

確認2: 2学期分の成績はいつ出て、出願の受付と合いますか。 成績が出るのは、日本の大学の後期なら2〜3月、台湾の大学の第2学期なら6〜7月です。志望校に「成績証明書は何学期分が必要か」を聞いてください。

確認3: 語学の証明はありますか。 まだなら、出願までに取ってください。

学科の選び方は台湾の大学の選び方に、高校からの出願の流れは進学ロードマップにまとめています。

よくある質問

Q. 日本の大学を辞めないと出願できませんか。
在学したまま出せます。退学するか休学するかは、合格してから決めてください。

Q. 転学したら、奨学金はどうなりますか。
転学や退学で受給資格がなくなる大学があり、返還を定める大学もあります。移籍先で転学生も申請できる大学があります。大学別の奨学金は奨学金 完全ガイドに。

Q. 転学すると、卒業まで何年かかりますか。
2年生から入れば、最短3年で卒業できます。認められなかった単位を取り直すぶん、延びることがあります。台湾の学士課程は最長6年まで在籍できる大学が多いので、1年延びても卒業できます。

1年目が辛いのは、あなただけではありません

どんなに語学力があっても、1年目は授業についていけないものです。2年目、3年目と真面目に受けていれば慣れます。僕がそうでした。

それでも「この大学じゃない」と確信したなら、出し直すか、2学期を修了して転学するかを決めてください。迷っているうちに受付の時期を過ぎてしまうのが、一番もったいないです。

うちは、本当に力になれると思ったときだけ提案します。今の大学のまま続けるのが正しい結論のこともあります。日本の大学から移るか迷っている人、台湾の大学で1年目の壁にぶつかっている人は、相談してください。どの大学に何を聞けばいいかは、その場でお答えします。

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