- TOCFL A2(基礎級)は、多くの台湾の大学に出願するときの「最低ライン」です。まずはここだけを狙ってください
- A2は、英語でいえば英検準2級くらいの感覚。満点や高い級を最初から目指す必要はありません
- 最短ルートは3ステップ。発音を先に固める・A2の範囲に絞る・過去問で答え合わせをする。この順番が全てです
- 中国語ゼロからでも、範囲を絞れば約3ヶ月で越えられます。まずは受ける日を1つ決めてください

台湾留学の中国語で、最初のゴールははっきりしています。TOCFLのA2(基礎級)を取ることです。
A2は、多くの大学・学科に出願するときの最低ラインです。逆に言えば、いきなりB1やB2のような高い級を目指す必要はありません。まず出願の土俵に乗るために、A2を最短で越える。これが中国語学習の、最初の正しい目標設定です。
「でも、中国語ゼロからA2なんて」と思うかもしれません。安心してください。A2は、英語でいえば英検準2級くらいの感覚です。そして中国語は、日本人にとって英語より学びやすい言語です。範囲を正しく絞れば、ゼロからでも約3ヶ月で届きます。
この記事では、そのA2を最短で越えるための戦略を、順番に説明します。
まずはA2だけを狙う。高い級を最初から目指さない
一番もったいない失敗は、最初から欲張ることです。
「どうせなら高い級を」と、いきなりB1やB2の範囲まで手を広げる。結果、覚えることが多すぎて、途中で息切れする。これが一番よくあるパターンです。
はっきり言います。出願に必要なのは、まずA2です。A2は「日常生活の基本的なやりとりができる」レベル。ここを越えれば、出願の入り口には立てます。より高い級が要る難関校や、奨学金を狙う場合は、A2を取ってからB2への道に進めばいい話です。
順番を守ってください。まずA2という一点だけに、力を集中させる。これが最短の入り口です。各級で何ができるかの全体像は、TOCFL完全ガイドにまとめています。
A2合格の最短ルートは、3ステップです

やることを絞ります。A2を越えるためにやるべきことは、次の3つだけです。この順番が、そのまま最短ルートになります。それぞれ、具体的なやり方まで説明します。
ステップ1. 発音(ピンイン・声調)を、最初に固める
中国語の発音は、ピンイン(発音のローマ字表記)と、声調(音の高低)でできています。とくに声調が命です。中国語には4つの声調があり、同じ「ma」でも、音の上げ下げで意味がまるで変わります。

具体的な進め方はこうです。まず、この4つの声調を声に出して、体で覚える。次に、日本語にない音(zh・ch・sh・r や、口をすぼめて出す ü など)を、一つずつ確認する。そして必ず、自分の発音を録音して聞き返してください。正しく言えているつもりでも、ずれていることがほとんどだからです。
ここで役に立つのが、うちが作った学習アプリ台湾スピークです。一音ずつ発音すると、その場で発音を判定してくれるので、独学でも自分の音のどこがずれているかを客観的に確認できます。発音は、独学と伴走で一番差が出るところです。最初にここを固めておくと、あとが一気に楽になります。
ステップ2. 覚える範囲を、A2に絞る
次は単語です。ここで大事なのは、手を広げないこと。A2に出る範囲の単語と文法に、しぼってください。
中国語の文法は英語と同じ語順で、動詞の変化もほとんどありません。漢字の約3割は日本語と意味が同じです。もともと日本人に有利なうえに、範囲をA2に絞れば、覚える量は一気に現実的になります。覚え方のコツは、単語を単体で丸暗記しないこと。写真や例文とセットにすると、記憶に定着しやすくなります。
台湾スピークのカリキュラムは、このTOCFL A2に準拠した単語をひととおり網羅しています。写真と例文つきで出てくるので、意味のイメージごと覚えられます。「A2に出るところ」を自分で探す手間がいらないのが、独学との大きな違いです。
ステップ3. 過去問の形式で、反復して仕上げる
最後は、TOCFLの出題形式に慣れることです。A2(基礎級)は、聞き取り(聴解)と読み取り(読解)を選択式で答える試験です。覚えた単語を、この形式のなかで使えるところまで持っていきます。
反復には、台湾スピークの「単語道場」が使えます。覚えた単語をドリル形式で繰り返し確認できるので、うろ覚えを一つずつ潰していけます。そして、独学で一番怖いのは、自分の弱点に自分で気づけないことです。発音のチェックや弱点の答え合わせまで確実にやりたい人は、エージェントの選び方で書いた「伴走」も検討してください。
A2でやりがちな、3つの遠回り
最短ルートの裏返しが、遠回りです。次の3つに当てはまっていたら、今日から直してください。
発音を飛ばして、単語から始める。
早く進みたい気持ちは分かります。でも発音が曖昧なまま進むと、リスニングで聞き取れず、単語も定着しません。結局、遠回りになります。
範囲を絞らず、あれもこれもやる。
参考書を何冊も並行して、範囲が広がりすぎる。A2に必要のないところまで手を出して、肝心のA2が仕上がらない。「A2に出るところだけ」に絞ってください。
「現地に行けば話せるようになる」と考える。
これが一番危険です。台湾に住んでいるだけで中国語が身につくというのは、幻想です。日本人同士でいれば、1年経っても話せません。出発前に、A2の土台だけは作っておいてください。
101センターなら、約3ヶ月でA2に届きます
うちの受講生は、中国語ゼロからのスタートがほとんどです。それでも平均でおよそ250時間、期間にして約3ヶ月でA2に届いています。一般的にA2到達には約720時間かかると言われますから、その3分の1です。
短くできる理由は、この3ステップを、正しい順番と正しい範囲で回せるからです。学習アプリ「台湾スピーク」で発音と単語を自習し、ネイティブ講師の授業で実践しながら、答え合わせまで伴走する。独学で迷子になりやすいところを、まるごと最短化します。
ただし、これは「うちに任せれば楽に受かる」という話ではありません。手を動かすのは、あなた自身です。順番を守って正しく積めば、ゼロからでも約3ヶ月でA2に届くチャンスは、十分にあります。
よくある質問
Q. 中国語が完全にゼロですが、A2に届きますか。
届きます。才能ではなく、やり方の問題です。文法は英語と同じ語順、漢字の3割は日本語と同じ意味。発音を先に固めて、範囲をA2に絞れば、ゼロからでも約3ヶ月が目安です。
Q. A2は、どれくらいのレベルですか。
英語でいえば英検準2級くらいの感覚です。日常生活の基本的なやりとりができるレベルで、台湾の大学に出願する最低ラインの一つになります。
Q. 独学でもA2に合格できますか。
できます。ただし、発音の確認と、過去問の答え合わせだけは、自分だけでやるのが難しい部分です。自力でいくなら、そこを補う手段を用意してください。
Q. A2に落ちたら、どうなりますか。
TOCFLは年に複数回、日本国内でも受けられます。一度で決めなければいけない試験ではありません。まず一度受けて、自分の位置を知ることが、合格への一番の近道です。試験日や申込はTOCFL完全ガイドにまとめています。
まず、受ける日を1つ決めてください
A2は、越えられます。中国語ゼロからでも、範囲を絞って正しい順番でやれば、約3ヶ月で届く現実的なゴールです。
一番もったいないのは、「いつか受けよう」と言いながら、その日が来ないことです。目標の日が決まっていない勉強は、いつまでも仕上がりません。まず、次に受けるTOCFLの日を1つ決める。そこから逆算すれば、今日やることは自然と決まります。
台湾留学101センターでは、LINEで無料相談を受けています。「自分の志望校だとA2で足りるのか」「今からで間に合うのか」。そういう具体的なところから、一緒に整理していきます。
まずは、あなたのゴールの日を決めるところから始めてください。


