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台湾留学101センター
進路の考え方

「台湾留学やめとけ」と言われる7つの理由を当事者が正直に検証する

「台湾留学やめとけ」で検索したあなたへ。1,000件以上の進路相談を受けてきた専門家が、ネットで言われる7つの理由を「本当」「半分本当」「誤解」に正直に仕分けします。学歴・就職・台湾有事・お金の不安に、数字で答えます。

新良 理輝約10分
この記事の要点
  • 「台湾留学やめとけ」には、正しい警告と、ただの思い込みが混ざっています。全部を一括りに信じるのが一番危険です
  • 7つの理由のうち「学歴が通用しない」「就職できない」「台湾有事が危ない」「治安が不安」は、数字で見ると誤解です
  • 一方で「中国語が中途半端になる」「安いのは学費だけ」「遊んで中退する」は、進め方を間違えれば本当になります
  • 迷っている人は、記事の最後にある「正しいやめとけ3条件」に自分が当てはまるかだけ、先に確かめてください
「台湾留学やめとけ」は本当か?よく聞く7つの理由を当事者が検証する記事のサムネイル(台北101を望む学生)|台湾留学101センター

「台湾留学 やめとけ」。

この言葉で検索して、ここにたどり着いたのだと思います。まず言わせてください。その検索は、とても正しい行動です。

僕は台湾留学のサポートを仕事にしています。立場上、「やめとけなんて嘘です、絶対おすすめです」と言うのが商売としては正解でしょう。でも、それはやりません。

なぜなら、僕はこれまで1,000件以上の進路相談を受けてきて、実際に1年目でリタイアしてしまった子も見てきたからです。「やめとけ」の中には、無視すると本当に後悔する正しい警告が、確かに混ざっています。同時に、行ったこともない人が雰囲気で言っているだけの、ただの思い込みも混ざっています。

一番危険なのは、その2つを分けずに、全部まとめて信じて立ち止まることです。だからこの記事では、ネットでよく言われる「やめとけ」の理由を7つ集めて、一つずつ、当事者として正直に判定します。都合の悪いものは「その通りです」と認めます。その上で、あなたが自分で判断できる材料を渡します。

「台湾留学やめとけ」7つの理由を、正直に仕分けしました

「台湾留学やめとけ」7つの理由を「半分は本当」「これは誤解」に仕分けした一覧(図解)
7つの噂を「本当」「半分本当」「誤解」に仕分けした一覧

先に全体像を出します。よく見かける7つの「やめとけ」を、僕の判定つきで並べました。ここから一つずつ、根拠と一緒に説明していきます。

理由1「中国語なんて、中途半端にしか身につかない」→ 進め方次第で、本当になります

これは半分本当です。

実際にあった話をします。ある学生は「英語ができるし、現地にいれば中国語なんて自然と身につくだろう」と考えていました。結果どうなったか。大学3年生になっても、中国語をほとんど話せないままでした。

台湾に住んでいるだけで言葉が身につく、というのは幻想です。日本人同士でつるんで、授業も英語プログラムで済ませていれば、4年経っても話せません。だから「中途半端になる」という警告そのものは、正しいんです。

ただし、原因は台湾ではありません。やり方です。正しい順番で、正しい量をやれば、中国語はゼロからでも身につきます。文法は英語と同じ語順で、漢字の約3割は日本語と意味が同じ。うちの受講生は平均250時間、約3ヶ月で出願レベル(TOCFL A2)に届いています。一般的に必要とされる時間の3分の1程度です。

「現地に行けば何とかなる」で行く人は、中途半端になります。「行く前から準備する」人は、武器として持って帰ります。何をどの順でやるかは、TOCFL完全ガイドにまとめました。

理由2「台湾の大学なんて、日本で評価されない」→ これは誤解です

はっきり言います。これは事実ではありません。

台湾大学はアジアで23位です。東京大学が26位ですから、台湾大学のほうが上なんです。全然頭が良くなかった僕でも入れました。「台湾の大学=レベルが低い」というのは、単にランキングを見ていないだけの思い込みです。

そして、日本での就活では、むしろ有利になります。日本で英語を話せる人は約20万人、中国語を話せる人は約3万人。両方話せる人は、1億人のうちたった5,000人です。企業の採用担当400名へのアンケートでは、7割以上が「就活に有利になる」と答えています。

日本で英語と中国語を両方話せる人は1億人中たった5,000人という希少性(英語20万人・中国語3万人との比較図解)
「英語×中国語」を両方話せる人は、1億人のうちたった5,000人

「評価されない」どころか、日本の大学生が横並びになる場所で、あなたは希少な存在になります。学歴の見え方が不安なら、メリット・デメリット総整理でデメリット側から先に検証しています。

理由3「卒業しても、日本で就職できない」→ 誤解です。ただし、正直な条件があります

これも誤解です。

理由2の希少性の数字が、そのまま就職の答えになります。「言語×専門」を持つ人材は日本に決定的に足りていません。分かりやすいのが半導体です。TSMCが熊本に工場を建てましたが、日本語と中国語の両方を話せる半導体人材は、日本にほとんどいません。需要はあるのに、供給がない。ここに入っていける人は強いです。

ただし、台湾の大学を出れば年収1,000万円が保証される、なんてことは言いません。正確に言えば、そこを本気で狙えるチャンスがある、ということです。

理由4「台湾有事が怖い。危ないから行くな」→ 報道と現地の空気は、まるで違います

これは、親御さんが一番気にされるポイントです。だから正直に答えます。

僕は台湾に行くたびに、あることに驚きます。「雰囲気が、行ったときと全く変わらない」ことです。日本の報道を見ていると、いつ何かが起きてもおかしくないような空気を感じるかもしれません。でも、現地の日常は、驚くほど普通です。

もちろん、心配がゼロになるとは言いません。だからこそ、うちのサポートには現地スタッフによる安全対応が含まれています。何かあったときに、現地で判断して動ける人がいる。この体制があるかないかは、自力で行くか伴走をつけるかの、大きな分かれ目です。数字と実態は保護者向けの安全の記事で詳しく書きました。

理由5「地震も多いし、治安が不安」→ 数字で見ると、むしろ誤解です

台湾は地震が多い、治安が心配。これも、行ったことのない人の想像が先行しています。

治安について、僕がいつも言う一言があります。「台湾は、財布を落としても帰ってくる国です」。冗談ではなく、本当にそういう感覚の国です。医療についても、日本語対応の病院があるので、女性の一人暮らしでも安心して通えます。

地震は確かにありますが、それは日本も同じです。むしろ台湾は、日本と近い環境だからこそ、日本人が生活を立ち上げやすい。沖縄から飛行機で1時間半、東京からでも3〜4時間、時差はたった1時間です。「遠くて危ない国に子どもを送り出す」というイメージは、実際とはかなり違います。

理由6「安いのは学費だけ。結局トータルで高くつく」→ 正直に言うと、半分本当です

これは、認めます。学費だけを見て「安い」と飛びつくのは、危険です。

台湾の学費は年間およそ50万円で、これは国立も私立もほぼ同じ、入学金もありません。ここだけ見れば、日本の私立(年100万円)や国立(60万円+入学金)より確かに安い。でも、留学には渡航費も、生活費も、中国語の学習費もかかります。学費だけで済む話ではありません。

台湾留学と日本の私立大学の4年間総額の費用比較(台湾約600万円・日本1,000〜1,500万円/図解)
4年間の総額で比べても、台湾のほうが安く収まる

では、全部込みでいくらか。中国語の学習費まで含めた4年間の総額で、およそ600万円が目安です。一方、日本の私立大学に4年間通って一人暮らしをすると、1,000万〜1,500万円かかります。つまり、トータルで比べても、台湾のほうが安く収まる可能性が高い。

「安いのは学費だけ」という警告は、正しいんです。学費だけで判断してはいけません。でも、生活費まで全部足しても、多くの家庭で日本進学より安くなる。ここを条件ごとに正しく見てほしいので、費用ガイドで内訳を全部公開しています。

理由7「行っても遊んで、結局中退する人が多い」→ リタイアは実在します。でも原因は、台湾ではありません

最後に、一番重い噂です。これも、事実の部分を認めます。留学を途中でやめる子は、確かにいます。

でも、僕が現場で見てきた事実はこうです。リタイアする子は、圧倒的に1年目に集中しています。そして2年目、3年目まで進んだ子が中退するケースは、ほとんど聞きません。生活の基盤さえできてしまえば、あとは積み上がるだけだからです。

では1年目に何が起きているのか。多くに共通するのが、「入学直前に、初めて台湾の地を踏んだ」ことです。その子には、初めての海外生活と、初めての大学生活が、同じ日に一気に始まります。人生の二大イベントを同時にスタートさせれば、キャパオーバーになるに決まっています。

これは「遊んで自堕落になった」のとは、まったく違う話です。原因は本人の意志の弱さでも、台湾という国でもなく、進め方にあります。逆に言えば、渡航前に一度でも台湾に触れておくだけで、この最大のリスクは半分に減らせます。中退や後悔の具体的なパターンは先輩たちの失敗パターン集にまとめました。

それでも「やめとけ」が、本当に正しい人がいます

「やめとけ」が正しい3つのケース=初渡航・意思決定者不在・自力無準備という進め方の問題(図解)
この3つに当てはまるなら、今のままの台湾留学はやめたほうがいい

ここまで7つを検証してきました。誤解も多かった一方で、正しい警告もありました。では結局、どういう人にとって「やめとけ」は正しいのか。正直に、3つだけ挙げます。

1. 一度も台湾に行かないまま、入学直前に初めて渡航しようとしている人。
理由7で話した、1年目リタイアの最大要因です。今この計画のままなら、はっきり言って、やめたほうがいい。順番を変えてください。留学の申し込みより先に、旅行でもキャンプでもいいので、一度台湾に行く計画を立てる。それが正しい順番です。

2. 進路の最終判断に関わる人を、巻き込まないまま進めている人。
本人だけ、あるいは親御さんだけが盛り上がって進めると、留学の直前になって、話に入っていなかった家族や先生が反対して、全部が白紙に戻ります。僕は何度も見てきました。この状態なら、今の進め方はやめてください。

3. 無料情報だけで、自力で何とかしようとしている人。
情報は全部ネットにある、と思っているなら危険です。留学の情報は鮮度が命で、2年前の記事はもう間違っています。そして何より、自分の書いた願書が適切かどうか、答え合わせしてくれる人がいない。これが一番怖い。実は僕自身が、エージェントを使わず一人で台湾に渡って、出願3校を締切に間に合わせられなかった張本人です。だから言えます。

この3つは、台湾が悪いのではありません。「今のままの進め方」に対する「やめとけ」です。ここをもっと詳しく、向いている人・向いていない人の線引きとして書いたのが、この記事のもとになったおすすめしない?向いている人の正直な線引きです。あわせて読んでください。

よくある質問

Q. やっぱり不安です。行かないほうが無難ではないですか。
「無難」という言葉には注意してください。何もしないことが一番安全に見えて、実は一番もったいない選択になることがあります。僕の同級生たちも、みんな台湾に興味がありました。でも実際に行ったのは僕だけでした。10年経った今、彼らは口を揃えて「あのとき行っておけばよかった」と言います。不安なら、行くか行かないかの前に、まず一度台湾に触れてみるところからで構いません。

Q. 成績が悪くても、本当に大丈夫ですか。
台湾の大学入試には筆記試験がなく、評定・語学力・作文で決まります。うちから半導体プログラムに出願した生徒の中には、評定平均2.8で国立大学に合格し、4年間の奨学金まで受け取った子がいます。ただし「大丈夫」と「無対策でいい」は別の話です。書類の質は合否に直結します。

Q. 台湾料理が口に合うか心配です。
これは正直に答えます。パクチーや八角は、本当に人によって好き嫌いが分かれます。「絶対に大丈夫」とは言いません。ただ、台湾の食事は種類がとても豊富で、合わないものを避けて暮らすことは十分できます。心配なら、これも一度旅行で試してみるのが確実です。

Q. 中国語がゼロですが、間に合いますか。
間に合います。才能ではなく、やり方の問題です。文法は英語と同じ語順、漢字の3割は日本語と同じ意味。正しい順番でやれば、ゼロからでも出願に間に合います。詳しくはTOCFL完全ガイドをどうぞ。

「やめとけ」を、自分の頭で判定できたなら

ここまで読んだあなたは、もう「台湾留学やめとけ」という言葉を、鵜呑みにする側ではありません。7つの理由のうち、どれが正しい警告で、どれがただの思い込みかを、自分で仕分けできるようになったはずです。

その上で、まだ迷っているなら、それは健全です。この記事を読んだだけで即決する方が、僕はむしろ心配です。でも、一つだけ言わせてください。迷ったまま何もしない期間が、一番もったいない。「やめとけ」を検索したその一歩を、そのまま止めてしまうのが、一番惜しいんです。

台湾留学101センターでは、LINEで無料相談を受けています。深く話を聞いた上で「この人には価値を提供できる」と思えたときにだけ、提案をします。合わないと判断したら、無理には勧めません。見送りも、正しい結論の一つだからです。

「やめとけって言われたんですけど、実際どうなんですか」。その質問から、始めてください。

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