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「日本の大学に行っても、流されてしまうかもしれない」。
そう感じたたくまさんは、あえて努力せざるを得ない環境に身を置くために、台湾留学を選びました。
出願した国立政治大学・輔仁大学・東呉大学・淡江大学の4大学すべてに合格。
もともとは心理学を志していましたが、大学のレベル・学費・環境・将来性を総合的に考え、台湾トップクラスの国立政治大学・哲学系への進学を決めました。
中国語はゼロから約半年でTOCFL B1。
その選択の裏側を聞きました。
この記事でわかること
まずは自己紹介から。
たくまさんが選んだのは、台湾でも指折りの国立大学でした。
今日は4期生のたくまに来てもらいました。
よろしくお願いします。
名前と、進学する大学と学科、何を学ぶのか教えてください。
たくまです。
進学するのは政治大学の哲学系で、沖縄県出身です。
哲学って、台湾ではあまり聞かないよね。
まず、政治大学は日本でいう指折りの大学。
それに加えて、淡江・輔仁・東呉と、4つ出して全部受かったんだよね。
はい、全部受かりました。
すごいよね。
その中で、いちばんトップレベルのところで学びたいということで、政治大学にした。
そうですね。
国立政治大学は、人文・社会科学の分野で台湾トップクラスの国立大学です。哲学系は日本人にはなじみが薄いかもしれませんが、思考力そのものを鍛える学問。たくまさんは、心理学が学べる私立の名門にも合格していましたが、大学のレベルや環境を総合的に見て、国立政治大学を選びました。
いまでこそ台湾トップ校を目指したたくまさんですが、その動機は「あえて自分を追い込む」ことでした。
台湾留学を知る前は、どんな進路を考えていた?
もともと心理学を学びたくて、日本のどこかの大学に行こうと思っていました。
ただ、心理学って日本のどの大学でもレベルはあまり変わらないと聞いていたので、「沖縄から近い国立で学べればいいかな」くらいの感覚でした。
将来のことは?
大学で将来のことや人生プランを考えられたらいいなとは思っていましたが、日本の大学に行ってそこまでできるかは、正直あまりイメージできませんでした。
そこで、台湾という選択肢が出てきた。
はい。
日本の大学に行っても、正直、遊んでしまうというか、流されてしまうかなと思ったんです。
だから、努力せざるを得ない環境に身を置くという選択をして、台湾にしました。
日本の大学では、流されてしまうかもしれない。
だから、努力せざるを得ない環境を選んだ。
台湾という選択肢は、意外な人から持ち込まれました。
そして、身近な存在が不安を溶かしました。
台湾留学を知ったきっかけは?
きっかけは父でした。
高校1年生のころから、父に「台湾の大学もあるんじゃないか」と言われていて。
最初は「海外に行くわけないさ」と流していたんですけど、進路を本気で考えるタイミングでちゃんと調べたら、条件がすごく良かったんです。
実は最初、お父さんだけが説明に来てくれたんだよね。
そのあと高3の4月に、たくまと面談した。
そうですね。
面談する前からある程度調べていて、「この面談で決めるつもり」くらいの気持ちで来ました。
話を聞いて、面談が終わってすぐに決まりました。
海外に行くこと自体への不安は?
兄がいま、モンテネグロという国に留学していて。
あんな遠いところで生活できているなら、台湾は近いし、親日だし、行けないわけないなと思えました。
進路の相談で、いちばん身近な理解者が家族であるケースは少なくありません。たくまさんの場合は、お父さんが最初のきっかけをつくり、お兄さんの海外経験が「自分にもできる」という確信を与えました。台湾は日本から近く、親日的で、生活のハードルが比較的低いのも、最初の一歩を後押しします。
決断したとはいえ、不安がなかったわけではありません。
むしろ、その不安ごと引き受ける選択でした。
台湾に来るとなったとき、いちばん不安だったことは?
言語ですね。
あとは、寮で誰かと一緒に住むこと。
自分の時間やプライベートの空間を大事にするタイプなので、知らない人と生活するのは日本人相手でも抵抗があるくらいで。
それと、カルチャーショックも。
不安は結構、全部大きかったです。
それでも、台湾に行こうと最終的に決めた。
はい。
いろいろ不安はありましたけど、逆に、そういうものを求めて頼んできたので。
「不安がないから挑戦する」のではなく、「不安ごと引き受けて成長する」。たくまさんの姿勢は、留学の本質をよく表しています。当センターでは、渡航前のオンライン授業から現地合宿、入学前のプレコースまで段階的に伴走するので、大きな不安を一つずつ小さくしていけます。
検定という明確なゴールに向けて、たくまさんは徹底的に過去問を回しました。
中国語を始めたのは4月。
それまでは?
本当にゼロでした。
そこから約1年ちょっと経って、注文はできるし、単語とシチュエーションから「大体こういうことを言っているな」と推測できるくらいにはなりました。
TOCFLは、いまどのくらい?
B1です。
11月に取りました。
4月から始めて半年でB1。
英検でいうと2級レベルだよね。
どんな勉強法だった?
TOCFLのB1は取りたかったので、中国語というより「TOCFLの勉強」をしました。
ひたすら過去問を演習して、分からなかった単語を全部調べて書き出す。
文法で分からないところはAIにも聞いて、とにかく反復しました。
検定の勉強と、実際に話せることは、また別だよね。
そうですね。
検定は取れましたけど、それが100%生活に生きるかというと少し違って。
やっぱり現地で実践で話すのが大事だと思います。
いまも発音が課題です。
TOCFLのような検定は、「過去問の徹底演習」で確実に伸ばせる領域です。一方で、話す力は現地での実践が要になります。たくまさんが両方を冷静に切り分けているのは、とても健全。当センターでは、検定対策と、台湾人講師との実践的な発音練習の両輪でサポートします。
4大学すべてに合格した背景には、志望校の組み立て方がありました。
志望校は、どうやって決めていったの?
もともと心理学を学びたかったので、心理学のある輔仁と東呉を出して。
政治大学は「受かったらいいな」というチャレンジ、東海は安心の滑り止め、という感じで組みました。
大学のことは、どうやって調べた?
センターが大学別に情報をまとめてくれたシートがあったので、それを見たのと、キャンプで大学を決めるときにスタッフと面談して、「ここがいいんじゃない」と一緒に絞っていきました。
うちのスタッフはみんな台湾留学の経験者だから、「心理学ならここが強い」とか、「ここはチャレンジ、ここは安全に受けておこう」とか、一緒に決めていったよね。
はい、そうですね。
出願書類の準備は?
正直、何をやらなきゃいけないかをセンターが教えてくれたので、言われたことをやって提出して、直しがあれば直して、という感じで。
結構スムーズにできました。
4つも出願していたぶん、本人は落ち着いていました。
むしろ、家族のほうが気を揉んでいたようです。
最初に受かったのはどこだっけ?
最初は淡江でした。
台湾に来てからですね。
周りの同級生はもう日本の大学に通っている中で、自分はまだ決まっていない。
焦りはあった?
いや、4つ出していたので、どこかには受かるだろうと思っていて。
焦りは特になかったです。
政治大学も受かったときは?
正直、受かると思っていなかったし、政治大に向けてめちゃくちゃ準備したわけでもなかったので、達成感というより「あ、受かって良かった」という感じでした。
最初に誰に伝えた?
親に伝えました。
自分より、親のほうが心配してくれていたので。
心理学と哲学、私立と国立。
迷った末に、たくまさんは国立政治大学・哲学系を選びました。
どうして最終的に政治大学に決めたの?
心理学も学びたかったんですけど、哲学もやってみたいなと思って。
それに、台湾で私立と国立なら、確実に国立という人が多いんです。
台湾人に聞いても、当たり前のように国立と言う。
台湾は結構、学歴社会だからね。
はい。
名前の大きさもあるし、学費も安い。
レベルが高い大学ということは、それだけのレベルの人が集まるということなので、そこで揉まれるのもいいなと思いました。
いちばんやりたいことに全部合わせるのもあるけど、総合的に考えてレベルの高いところで、やりたいこともできる。
それはすごくいい選択だよね。
台湾は学歴が重視される社会で、国立大学の評価が特に高いのが特徴です。たくまさんの「やりたいこと(哲学)」と「環境の質(国立トップ校)」を両立させる判断は、長い目で見て理にかなっています。学費が日本より抑えられる点も、国立大学を選ぶ後押しになります。
最後に、これからの目標と、迷っている人へのメッセージを聞きました。
これから4年間の目標は?
中国語も英語も話せるようになりたいですし、卒業後にどういう生き方をするのか、どんな仕事がしたいのかを、じっくり考えられる生活を送りたいです。
哲学を学ぶと、そこは人一倍考えることになるね。
最後に、行きたいけれど一歩踏み出せない人へ、メッセージをお願いします。
台湾留学って条件がすごくいいじゃないですか。
でも、「条件がいいから台湾に行く」んじゃなくて、ちゃんと自分がやりたいことや、自分に合っているところを探した上で、大学を選んだ方がいいと思います。
その選択肢の中に、台湾を入れてもいい。
ちゃんと自分に合う大学を見極めるべきだと思います。
台湾か日本かを最初から決めなくても、選択肢の一つに入れて、そこから具体的に見ていけばいい。
実際に来てみると、感覚は全然違うからね。
ありがとう。
条件がいいから選ぶのではなく、
自分に合う場所を探した上で、台湾も選択肢に入れる。
「流されない環境に身を置く」という発想。意志の強さより、環境設計が努力を続けさせる。
チャレンジ校・本命・滑り止めを設計すると、4大学すべて合格のような結果につながる。
TOCFLは過去問の徹底演習で伸ばし、話す力は現地の実践で磨く。両輪で考える。
国立大学の評価が高く、学費も抑えられる。やりたいことと環境の質を両立できる。
条件の良さで飛びつくのではなく、自分に合う場所を見極めた上で検討する。
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