本文へスキップ
台湾留学101センター
大学選び

台湾の大学ランキング【2026年版】|日本の大学と比べた最新序列

台湾の大学ランキングを2026年の最新データで解説します。アジアのランキングでは台湾大学が23位と東京大学より上。日本の大学と並べた序列マップ、4つのランキングの使い分け、ランキングだけで選ばない大学選びまで、年間100名以上を台湾に送り出す専門家が正直にお話しします。

新良 理輝約9分
この記事の要点
  • 実は、アジアの大学ランキング(QSアジア2026)では、台湾大学(23位)は東京大学(26位)より上です
  • 台湾からは27校が世界ランキングに載っています。トップ層は、日本の旧帝大や早慶と同じ順位帯です
  • ランキングは主に4種類あります。国際性・研究・現地就職など、あなたの目的で見るべきものが変わります
  • 台湾の大学入試に筆記試験はありません。ランキング上位校にも、評定・語学・作文の書類で挑めます
  • まず最新のランキング一覧を実データで眺めて、志望学部がある大学に丸をつけるところから始めてください
台湾の大学ランキング【2026年版】実は台湾大学は東大より上|日本の大学と比べた最新序列(記事サムネイル)|台湾留学101センター

面談で必ず聞かれる質問があります。「台湾の大学って、日本でいうとどのレベルですか?」

実は、アジアの大学ランキングでは、台湾大学は東京大学より上です。QSアジア大学ランキング2026で、台湾大学が23位、東京大学が26位。これを知っている人は、ほとんどいません。多くの人が「台湾の大学は日本より下」というイメージのまま、ランキングを一度も見ずに選択肢から外しています。

僕はこれまで1,000件以上の進路相談を受けて、年間100名以上を台湾に送り出してきました。ランキングの表を眺めるだけで1年止まっていた子も、表を手がかりに志望校を決めて動き出した子も、両方見てきました。両者を分けたのは学力ではなく、「どのランキングを、何のために見るか」を先に決めていたかどうかです。

順位そのものは、検索すれば誰でも出てきます。この記事では、順位と一緒に読み方まで書きます。

台湾のトップ5は、アジアの50位以内に入っています

アジアの大学を対象にしたQSアジア大学ランキング2026で、台湾のトップ5はこう並びます。台湾大学が23位、清華大学が37位、陽明交通大学が41位、成功大学が43位、台湾科技大学が46位。トップ5すべてが、アジアの50位以内に入っています。

QSアジア大学ランキング2026=台湾大学23位が東京大学26位より上。清華大学37位・陽明交通大学41位・成功大学43位・台湾科技大学46位と、台湾のトップ5はすべてアジア50位以内(図解)
QSアジア大学ランキング2026。台湾のトップ5と東京大学の位置

そして東京大学は、同じランキングで26位です。アジアのランキングで比べると、台湾大学は東大より上にいます。

台湾の大学は全部で129校あり、そのうち27校が世界ランキングに載っています。まずはこの27校が上位層です。

日本の大学と並べると、トップ層は旧帝大・早慶の帯にいます

QS世界大学ランキング2026で、日本の大学と台湾の大学を同じ順位帯に並べます。

QS世界大学ランキング2026で日本と台湾の大学を順位帯で並列比較=台湾大学63位は世界トップ100、清華・陽明交通・成功は早稲田・慶應と同じ101〜300位帯、淡江大学は横浜国立大学、輔仁大学は明治大学・同志社大学と同帯(図解)
QS世界大学ランキング2026で日本と台湾の大学を同じ順位帯に並べた序列マップ

世界ランキングでは、東京大学が36位、京都大学が57位。台湾大学は63位で、そのすぐ後ろに続きます。東京工業大学(85位)や大阪大学(91位)よりは上です。

清華大学(176位)・陽明交通大学(199位)・成功大学(203位)は、早稲田大学(196位)・慶應義塾大学(215位)と同じ順位帯に並びます。台湾科技大学(345位)から台湾師範大学(435位)・中山大学(439位)あたりは、筑波大学(350位)や神戸大学(482位)の帯です。私立で人気の淡江大学は横浜国立大学と、輔仁大学は明治大学・同志社大学と同じ帯に入ります。

アジア版では台大が東大より上、世界版では東大が上。順位が入れ替わっています。 どちらかが嘘なのではありません。ランキングごとに、評価する項目と重みが違うだけです。だから「台湾の大学は東大より上」という紹介だけを信じるのも、「しょせん63位」という批判だけを信じるのも危険です。必ず両方を見てください。

日本と台湾の帯別の全対応は、日本の大学との比較ページでそのまま公開しています。あなたの知っている日本の大学名から探してみてください。

ランキングは4種類。目的で「見るもの」を先に決めてください

「結局どのランキングが本当なんですか」ともよく聞かれます。全部本当です。ただ、測っているものが違います。

台湾の大学選びで実際に使うランキングは、主に4種類あります。

台湾の大学ランキングは4種類=①QS世界(国際的な知名度)②QSアジア(日本の大学と比較)③THE(研究力・大学院)④Cheers・遠見の企業採用人気(台湾現地就職)。先に目的を決めて見るものを選ぶ(図解)
4つの大学ランキングの使い分け。目的で見るものが変わる

QS世界ランキングは、世界的に一番参照される定番です。国際的な知名度を重視するなら、まずこれを見てください。QSアジアランキングは、アジアに特化した指標で、日本・韓国・シンガポールの大学と比べやすいのが強みです。THE世界ランキングは研究力の評価に強く、大学院進学や研究者志望ならこちらを見てください。

そして日本ではほとんど知られていませんが、台湾企業の人事担当者に「採用したい大学」を聞いたCheers・遠見のランキングがあります。台湾現地での就職を考えるなら、世界ランキングよりこちらのほうが実態に近い。現地企業の目線そのものだからです。

4種類の最新版は、ランキング一覧ページにまとめてあります。順番が逆の人が本当に多いので、はっきり言います。先にランキングを眺めるのではなく、先に目的を決めて、それから見るランキングを選んでください。

ランキング上位でも、日本の受験とは戦い方が違います

「アジア23位なら、どうせ天才しか入れないだろう」と感じたかもしれません。それは日本の受験の前提です。台湾は仕組みが違います。

台湾の大学の学部入試に、筆記試験はありません。留学生は、高校の評定・語学力・作文などの書類で審査されます。一発勝負のテストで数点を争う入試ではありません。書類の完成度を、時間をかけて積み上げる勝負です。日本の偏差値がそのまま通用しない理由はここにあります。逆に言えば、一発勝負のテストが苦手で、コツコツ内申を積み上げてきたタイプの人ほど、この制度に向いています。偏差値との対応関係は偏差値に換算した早見表の記事で別に整理しました。

うちから半導体プログラムに出願した生徒12名は、全員が国立大学に合格しました。その中には、評定平均2.8の子がいます。12名の平均は3.5なので、2.8は決して高い数字ではありません。それでも、語学と作文と出願先の選び方で届きました。

準備する語学は、進む学科で変わります。中国語で学ぶ学科なら、中国語の検定TOCFLです。出願の実質的な最低ラインはA2で、大学・学科によって求められる級は上がります。詳しくはTOCFL完全ガイドにまとめました。一方、英語だけで卒業できる全英語プログラムなら、TOCFLではなく英語の検定で出願できます。目安は私立がB1(英検2級程度)、国立がB2(英検準1級程度)です。この2つはまったく別の物なので、混ぜて考えないでください。全英語プログラムの選び方は英語で学べる学位プログラムの記事で扱います。

一つだけ、はっきり言っておきます。書類勝負では、出願時期のズレがそのまま不合格に直結します。僕自身、エージェントをつけずに一人で出願して、3〜4校の締切に間に合いませんでした。ランキング上位を狙うほど、語学のスコア取得から逆算した準備が必要になります。

ランキングだけで大学を選ぶと、後悔します

ここからが、この記事で一番持ち帰ってほしいところです。

ランキングは、大学全体の平均点です。でも、あなたが4年間通うのは「大学」ではなく「学科」です。ここを取り違えると、順位の高い大学に入ったのに学びたいことがない、という一番もったいない失敗をします。

雲林科技大学は、QSアジアランキングでは363位です。数字だけ見れば「わざわざ行く大学?」と思うかもしれません。でもこの大学にはTSMC関連の半導体人材育成プログラムがあり、さっきの12名はここに出願して全員合格、4年間の学費免除と月5万円の生活費給付を受けました。世界最高峰の半導体産業に直結する道が、ランキング363位の大学にある。順位の表には、この価値は一行も出てきません。

だから、順番はこうです。学びたいことを決めて、それが学べる学科を探して、学科がある大学を並べる。ランキングを見るのは、最後の絞り込みのときです。 うちのデータベースには台湾の129大学・2,371学科を日本語で載せているので、大学一覧から学科単位で探せます。学びたいことがまだ言葉になっていないなら、学科診断で候補を絞るところから始めてください。条件別の選び方はあなたに合う大学の選び方でも詳しく書きます。

ランキングで後悔しないための、3つの確認

面談で実際に確認している中から、自分だけでできる3つを紹介します。紙に書いてください。頭の中だけでやらないでください。

ランキングで後悔しないための3つの確認=①どのランキングを見るか目的から決める②志望学科があるか学科単位で調べる③出願要件(評定・語学・時期)を実データで確認する(図解)
ランキングで後悔しないための3つの確認

確認1. どのランキングを見るか、目的から決めましたか。
国際的な知名度ならQS世界、日本の大学との比較ならQSアジア、研究ならTHE、台湾での就職ならCheers。あなたの目的を先に一行で書いて、見るランキングを1つ選んでください。

確認2. 志望学部・学科がその大学にあるか、学科単位で調べましたか。
大学名とランキングだけで志望校を決めていないか。大学一覧で、学びたい学科が本当にあるかを確認してください。

確認3. その大学の出願要件を、実データで確認しましたか。
求められる評定・語学(TOCFLか英語か)・出願時期。この3つを志望校ごとに書き出せて、はじめて「志望校が決まった」と言えます。

よくある質問

Q. 台湾の大学に偏差値はありますか。
ありません。筆記試験がなく書類で審査されるので、偏差値という仕組み自体が存在しません。ネット上の「換算偏差値」の表は、あくまで目安として見てください。日本の学力感覚との対応は偏差値早見表の記事で詳しく整理しています。

Q. 台湾大学(台大)は、日本人でも狙えますか。
制度上は、筆記試験なしの書類選考で挑めます。ただしアジア23位の大学ですから、求められる評定と語学のレベルは台湾の中で最も高い水準です。台大の実像と入り方は台湾のトップ大学の記事にまとめました。

Q. ランキングが低い大学に行く意味はありますか。
目的次第です。学科単位の強み、現地企業からの採用人気、学費免除の奨学金。ランキングに出ない価値はたくさんあります。逆に「順位が高いから」だけで選んだ大学に、学びたい学科がないほうが問題です。

Q. 世界ランキングとアジアランキング、どちらを見ればいいですか。
日本の大学と比べたいなら、まずアジア版が分かりやすいです。世界での位置づけを知りたいなら世界版、研究力ならTHEを見てください。詳しくは世界ランキングで見た台湾の大学の記事で扱います。

Q. ランキングは毎年変わりますか。
毎年更新されます。この記事の数字は2026年版です。志望校を最終決定する時点では、必ず最新のランキング一覧で確認し直してください。

「どのレベルか」を知った今が、動き出すタイミングです

「日本でいうとどのレベルですか」と聞きたくなる気持ちは、よく分かります。知らない世界を、知っている大学名で確かめたくなるのは自然なことです。

でも、ランキングの表を何度も眺め比べて、結局1年動かない人を、僕は何人も見てきました。全体像が分かったら、次は志望学科の候補を3つ挙げる番です。

台湾留学101センターでは、LINEで無料相談を受けています。あなたの評定と語学の現在地から、どのランキング帯の大学まで現実的に狙えるのか、一緒に整理するところからお手伝いします。深く話を聞いた上で「この人には価値を提供できる」と思えたときにだけ、提案をします。合わないと判断したら、無理には勧めません。

まずは、志望学科の候補を一緒に3つ挙げるところから。相談してください。

シェア